なぜ『三四郎』は悲恋に終わるのか 「誤配」で読み解く近代文学
集英社新書 0776
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2015年3月 |
ISBNコード |
978-4-08-720776-7
(4-08-720776-5) |
税込価格 | 792円 |
頁数・縦 | 198P 18cm |
商品内容
要旨 |
夏目漱石『三四郎』『それから』、田山花袋『蒲団』、森鴎外『雁』、川端康成『雪国』、三島由紀夫『春の雪』…近代文学の名作の多くが「悲恋小説」なのはなぜなのか。著者は哲学者ジャック・デリダが用いた「誤配」という概念を鍵にしてそれらを再解釈する。そして「恋愛」というテーマに留まらない、近代文学と現代文学との間に横たわる大きな断層を見出す。早稲田大学の人気教授が、あの名作に隠された秘密を、全く新しい読み方によって明らかにする一冊。 |
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目次 |
第1章 悲恋小説作家・夏目漱石 |
出版社・メーカーコメント
夏目漱石は「悲恋小説家」だった。近代文学の名作の多くが「悲恋」に終わるのはなぜなのか。「誤配」という概念を鍵にして、近代文学と現代文学との間に横たわる大きな断層を見出す、画期的な文学論。