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したがるオスと嫌がるメスの生物学 昆虫学者が明かす「愛」の限界

集英社新書 0921

出版社名 集英社
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-08-721021-7
4-08-721021-9
税込価格 1,034円
頁数・縦 232P 18cm

商品内容

要旨

近年、世界中で新発見が相次ぎ、進化生物学界で論文が急増中のテーマ「性的対立」。この分野の国内第一人者である昆虫学者が、四半世紀以上の長きにわたる自身の研究成果を紹介しながら、進化生物学の初歩から驚きの最新知見までを明らかにする。より多くの精子をより効率的にばら撒きたいオスと、より質の良い精子を厳選したいメス。そんな繁殖戦略の違いによって生じる「性的対立」と「対抗進化」の世界を、著者は昆虫学の目で問い直す。受精、つまり“愛の成就”に最も重要な決まり手とは何か。われわれ人類の求愛行動への示唆にも富んだ、目から鱗が落ちる一冊。

目次

第1章 ドーパミンが生き方と求愛を決める
第2章 がんばるオス
第3章 オスががんばるとメスはどうなってしまうのか?
第4章 そして「性的対立」が生じる
第5章 愛の最終決定権を握っているのはメスである
第6章 愛はタイミングで決まる
第7章 オスとメスの決別
終章 性的対立とは何か?

おすすめコメント

生物学で最も熱いテーマ「性的対立」研究の第一人者が、「精子をばら撒きたいオス」と「良質な精子を厳選したいメス」、双方の繁殖戦略の違いによって生じる「対抗進化」の驚くべき最新知見を披露する。

出版社・メーカーコメント

生物学で最も熱いテーマ「性的対立」研究の第一人者が、「精子をばら撒きたいオス」と「良質な精子を厳選したいメス」、双方の繁殖戦略の違いによって生じる「対抗進化」の驚くべき知見を披露する。

著者紹介

宮竹 貴久 (ミヤタケ タカヒサ)  
1962年、大阪府生まれ。岡山大学大学院環境生命科学研究科教授。理学博士(九州大学大学院理学研究院生物学科)。ロンドン大学(UCL)生物学部客員研究員を経て現職。Society for the Study of Evolution,Animal Behavior Society終身会員。受賞歴に日本生態学会宮地賞、日本応用動物昆虫学会賞、日本動物行動学会日高賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)