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私が愛した映画たち

集英社新書 0922

出版社名 集英社
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-08-721022-4
4-08-721022-7
税込価格 836円
頁数・縦 253P 18cm

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商品内容

要旨

一九五九年、『朝を呼ぶ口笛』で銀幕デビューして以来、日本映画の最前線を走り続ける大女優・吉永小百合。二〇一八年三月公開の『北の桜守』で、出演作は実に一二〇本を数える。本書は、その中から、特に印象深い作品を自選し語り尽くした、記念碑的な一冊である。役者は経験より観察力だと実感した『キューポラのある街』、声が出ない危機のさなかに出演した『男はつらいよ』、一番せりふが多くて難しい役だった『母と暮せば』―。目を閉じれば、今もなお、愛すべき映画人たちの素顔や、これまで語ることのなかったエピソードが次々に蘇ってくる。映画と演技へのひたむきな思いが全編に溢れる、感動のメモワール。

目次

家計支えた子役時代―ラジオドラマから銀幕へ 『朝を呼ぶ口笛』
ひたむきで健気なヒロイン―浦山桐郎監督との出会い 『キューポラのある街』
役を演じるのではなく、「ミコ」になりきった―原作に感動、自ら映画化を希望 『愛と死をみつめて』
広島の若く悲しい恋人たちの物語―核なき平和な世界願う原点に 『愛と死の記録』
声が出ない危機のさなかに出演―今も大事な渥美清さんの言葉 『男はつらいよ』
高倉健さんと初共演―再び映画への情熱がよみがえる 『動乱』
被爆のヒロイン演じたテレビの人気シリーズ―自ら決断し、映画で幕引き 『夢千代日記』
巨匠の魔法にかけられる―一九八〇年代に四本の市川崑作品に出演 『細雪』
松田優作さんと、同志のように寄り添えた―深作欣二監督作品で与謝野晶子役 『華の乱』
日本の美意識、映像に残す―坂東玉三郎監督の二作品 『外科室』『夢の女』
練り上げた“北の三部作”―円熟期迎え企画段階から参加 『北の零年』『北のカナリアたち』『北の桜守』
山田洋次監督との再会―平和への思いを次世代につなぐ 『母と暮せば』

出版社・メーカーコメント

「こんなにお話ししたのは初めてです」

愛すべき映画人たちの素顔、撮影秘話がつまった感動のメモワール。 『キューポラのある街』から最新作『北の桜守』まで――。 これまでに出演した全120本から、特に思い出深い作品を自選し、語り尽くす。 映画と演技へのひたむきな思いが生んだ、記念すべき一冊! (1)過去の名作の思い出が満載! 〈作品内容〉 ・役者は経験より観察力だと実感…『キューポラのある街』 ・声が出ない危機のさなかに出演。今も大事な渥美清さんの言葉…『男はつらいよ』 ・高倉健さんと共に、本物の映画作りの素晴らしさを味わえた…『動乱』 ・テレビシリーズを映画で幕引き。監督と対立した「一つのせりふ」とは…『夢千代日記』 ・一番せりふが多く、一番難しい役にぶつかった…『母と暮らせば』ほか (2)現場を共にしていたからこその知られざるエピソード 〈本作に登場する映画監督・スターたち〉 浦山桐郎、芦川いづみ、浅丘ルリ子、浜田光夫、笠智衆、 渡哲也、山田洋次、渥美清、高倉健、松田優作、市川崑、 岸恵子、森光子、樹木希林、深作欣二、緒方拳、 坂東玉三郎、阪本順治、二宮和也 ほか (3)貴重な巻末資料・直筆文章つき ・吉永小百合直筆『北の桜守』撮影日記 ・出演全120作品リスト

著者紹介

吉永 小百合 (ヨシナガ サユリ)  
1959年『朝を呼ぶ口笛』で銀幕デビュー。以来、120本の映画に出演
立花 珠樹 (タチバナ タマキ)  
1949年生まれ。映画評論家・共同通信社編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)