• 本

自己検証・危険地報道

集英社新書 0989

出版社名 集英社
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-08-721089-7
4-08-721089-8
税込価格 946円
頁数・縦 247P 18cm

商品内容

要旨

シリアで三年四カ月にわたって拘束された安田純平。本書は、安田と、彼の救出をめぐって苦悩したジャーナリストたちが、このような事態で何をすべきだったか、家族やメディアへの対応は適切だったか、そして、ジャーナリストの仕事について政府や社会にどう訴えていけばいいのか…など、危険地報道をめぐる課題について「本音で」討議した自己検証本である。安田本人による、二〇〇二年のアフガニスタンから一五年のシリアに至る取材活動の「総括」も収録。

目次

序章 なぜジャーナリストは危険地を取材するのか
第1章 私は危険地をどのような方法で取材してきたか
第2章 座談会「自己検証・安田純平さん拘束事件と危険地報道」
第3章 外国人記者が見た「安田純平さん拘束事件」
終章 これからの「危険地報道」へ向けて(虚偽情報に振り回された3年4カ月―安田さん拘束事件でメディアや政府に問われる課題
危険地取材をめぐる三つの危機
ジャーナリストと市民との「溝」をどう埋めるのか
フリーランスが危険地で犠牲になりがちな日本って、おかしい。そこから世界を考えたい
ほんとうに「救出手段」はないのか)

著者紹介

安田 純平 (ヤスダ ジュンペイ)  
1974年埼玉県生まれ。ジャーナリスト。一橋大学社会学部卒業後、信濃毎日新聞に入社。在職中にイラクやアフガニスタンを取材。2003年に退社し、フリージャーナリストに。07年から08年にかけて、イラク軍関連施設などで料理人として働きながら戦場の実態を取材し、『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(集英社新書)を刊行する。12年にシリア内戦を取材。15年6月、再びシリアを取材するためトルコ南部から入国したところで武装勢力に拘束され、18年10月、3年4カ月ぶりに解放された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)