出生前診断の現場から 専門医が考える「命の選択」
集英社新書 1012
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2020年2月 |
ISBNコード |
978-4-08-721112-2
(4-08-721112-6) |
税込価格 | 946円 |
頁数・縦 | 253P 18cm |
商品内容
要旨 |
晩婚化にともない出産の高齢化が進む中、「出生前診断」を希望する妊婦が増えている。流産リスクがある羊水検査とは異なり、採血だけでダウン症等の染色体異常がわかる「新型出生前診断」(NIPT)が二〇一三年に開始されたが、そもそもNIPTとはどういう検査で、妊婦は何を判断し結果に備えればよいのか。そして医療テクノロジーの最前線はどうなっているのか。出生前診断の「現場」に長年関わり最先端研究者でもある著者が、出生前診断を受けるかどうか迷う妊婦に正しい情報を伝え、同時に「命の選択」の本質を考える。 |
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目次 |
第1章 出生前診断を知りたいあなたに(出生前診断を受ける前に知っておくべきこと |
おすすめコメント
「胎児の異常がわかったら、あなたはどうする?」 大宅壮一ノンフィクション賞『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』著者、河合香織氏推薦! 採血だけでダウン症等の染色体異常がわかる「新型出生前診断(NIPT)」は、2013年の開始以来、急速に普及しているが、そこには多くの問題も指摘されている。NIPTとはどういう検査で、妊婦は何を判断し、結果に備えればよいのか。出生前診断の「現場」に関わり、最先端研究者でもある著者が、詳しい情報を伝えるとともに、「命の選択」の本質を考える。 【目次より】・いわゆる「高齢妊娠」について・上の子が染色体疾患の病気だったとき・超音波検査で異常を指摘されたとき・検査の原理と精度・遺伝カウンセリングとはなにか・リスクの客観的評価・産む・産まないという選択と検査を受けないという選択・出生前診断の倫理的問題・胎児遺伝子診断の現在と未来