未来倫理
集英社新書 1148
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2023年1月 |
ISBNコード |
978-4-08-721248-8
(4-08-721248-3) |
税込価格 | 1,034円 |
頁数・縦 | 233P 18cm |
商品内容
要旨 |
私たちの行動はいま生きている世代に限らず、遠い未来にまで影響を与えることがある。テクノロジーの発達によってもたらされた行為と結果の大きな時間差は、私たちの社会に倫理的な課題を次々投げかける。気候変動、放射性廃棄物の処理、生殖細胞へのゲノム編集…。現在世代は未来世代に対して倫理的な責任があるのならば、この責任をどのように考え、どのように実践したらよいのか。倫理学の各理論を手掛かりに、専門家任せにせず私たちが自らの考えを形作るための一冊。 |
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目次 |
第1章 未来倫理とは何か?(そもそも倫理とは |
出版社・メーカーコメント
私たちの行動はいま生きている世代に限らず、遠い未来にまで影響を与えることがある。テクノロジーの発達によってもたらされた行為と結果の大きな時間差は、私たちの社会に倫理的な課題を次々投げかける。気候変動、放射性廃棄物の処理、生殖細胞へのゲノム編集……。現在世代は未来世代に対して倫理的な責任があるのならば、この責任をどのように考え、どのように実践したらよいのか。倫理学の各理論を手掛かりに、専門家任せにせず私たちが自らの考えを形作るための一冊。 ◆目次◆第一章 未来倫理とは何か?第二章 未来倫理はなぜ必要なのか?第三章 未来倫理にはどんな理論があるのか?第四章 未来倫理はどんな課題に応えるのか?第五章 未来倫理は未来を予見できるのか? ◆著者略歴◆戸谷洋志(とや ひろし)1988年東京都生まれ。哲学研究者、関西外国語大学准教授。法政大学文学部哲学科卒業、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現代ドイツ思想を中心にしながら、テクノロジーと社会の関係を研究。著書に『ハンス・ヨナスを読む』『原子力の哲学』『ハンス・ヨナス 未来への責任』『スマートな悪』、共著に『僕らの哲学的対話 棋士と哲学者』『漂泊のアーレント 戦場のヨナス』などがある。