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おかしゅうて、やがてかなしき 映画監督・岡本喜八と戦中派の肖像

集英社新書 1198 ノンフィクション

出版社名 集英社
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-08-721298-3
4-08-721298-X
税込価格 1,485円
頁数・縦 404P 18cm

商品内容

要旨

岡本喜八は一九二四(大正十三)年生まれ。『独立愚連隊』『日本のいちばん長い日』『江分利満氏の優雅な生活』など、戦中派の心情をそこかしこに込めた映画を撮り続けた職人肌の監督として知られる。陸軍予備士官学校で終戦を迎え、戦後映画界に復帰すると、戦争、時代劇、SF、青春群像など、バリエーション豊かで喜劇性にあふれた作品をつくった。喜八が生涯を通じてこだわり抜いた戦中派とは何なのか。新たに発掘された若き日の日記をひも解きつつ、映画監督・岡本喜八の実像と戦中派の心情に迫るノンフィクション。

目次

第1章 米子(大工の八代目
商業都市米子 ほか)
第2章 なぜ死なねばならないのか(吉祥寺前の若井家
千駄ヶ谷の青木荘 ほか)
第3章 早生まれ(四十年ぶりの再訪
陸軍工兵学校入学 ほか)
第4章 戦中派(東宝へ復職
監督への道 ほか)

著者紹介

前田 啓介 (マエダ ケイスケ)  
1981年生まれ。滋賀県出身。上智大学大学院修了。2008年、読売新聞東京本社入社。長野支局、社会部などを経て、現在、文化部で近現代史や論壇を担当。満蒙開拓や、ペリリュー・アンガウルの戦い、硫黄島の戦い、沖縄戦、特攻、シベリア抑留など戦争に関する取材に関わってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)