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教養の鍛錬 日本の名著を読みなおす

集英社新書 1223

出版社名 集英社
出版年月 2024年7月
ISBNコード 978-4-08-721323-2
4-08-721323-4
税込価格 1,067円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

『善の研究』『三太郎の日記』『愛と認識との出発』『風土』『「いき」の構造』『君たちはどう生きるか』…中高生から大人まで、誰もが一度は聞いたことのある日本の教養書たち。しかし、名前だけ知っていてもページすら開いたことのない人がほとんどではないか。そんな「読んだふり」をしてしまいがちな作品を、東京大学教養学部長を務めた著者が再読。著者自身も約半世紀ぶりに読む教養書たちは、現代を生きる私たちにどのような示唆を与えてくれるのか。名著の熱を味わいながら教養とはなにかを考える。

目次

第1章 「純粋経験」の熱気を受けとめる―西田幾多郎『善の研究』を読む
第2章 「人らしい人」へ至る道―阿部次郎『三太郎の日記』を読む
第3章 生と性の青春論―倉田百三『愛と認識との出発』を読む
第4章 日本人の「自己開示」―九鬼周造『「いき」の構造』を読む
第5章 考え続けることへのいざない―和辻哲郎『風土』を読む
第6章 「私たちはどう生きるか」という問いへ―吉野源三郎『君たちはどう生きるか』を読む

著者紹介

石井 洋二郎 (イシイ ヨウジロウ)  
東京大学名誉教授、中部大学名誉教授。1951(昭和26)年東京都生まれ。専門はフランス文学・思想。東京大学教養学部長、同理事・副学長などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)