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母性のディストピア

出版社名 集英社
出版年月 2017年10月
ISBNコード 978-4-08-771119-6
4-08-771119-6
税込価格 3,055円
頁数・縦 509P 20cm

商品内容

要旨

宮崎駿、富野由悠季、押井守、アニメーションの巨人たちの達成と限界から、戦後日本の深層に到達する衝撃作。「政治と文学」はいかに再設定されるべきか。

目次

第1部 戦後社会のパースペクティブ
第2部 戦後アニメーションの「政治と文学」
第3部 宮崎駿と「母性のユートピア」
第4部 富野由悠季と「母性のディストピア」
第5部 押井守と「映像の世紀」
第6部 「政治と文学」の再設定

おすすめコメント

宮崎駿、富野由悠季、押井守−−戦後アニメーションの巨人たちの可能性と限界はどこにあったのか? 宮崎駿論4万字、富野由悠季論10万字、押井守論10万字の作家論を中核に、アニメから戦後という時代の精神をいま、総括する。 そして『シン・ゴジラ』『君の名は』『この世界の片隅に』――現代のアニメ・特撮が象徴するさまよえるこの国の想像力はどこにあるのか? 『ゼロ年代の想像力』『リトル・ピープルの時代』とその射程を拡大してきた著者の新たな代表作にして、戦後サブカルチャー論の決定版。

出版社・メーカーコメント

戦後のアニメーション作品を主軸に、日本社会の深層に切り込む独自の論考。政治と文学の関係性を読み解き、個人と世界の在りように新たな光をあてる、『リトル・ピープルの時代』に続く衝撃作。

内容抜粋

【目次】 序にかえて 第1部 戦後社会のパースペクティブ 第2部 戦後アニメーションの「政治と文学」 第3部 宮崎駿と「母性のユートピア」 第4部 富野由悠季と「母性のディストピア」 第5部 押井守と「映像の世紀」 第6部 「政治と文学」の再設定 結びにかえて 【著者略歴】 宇野 常寛(うの つねひろ) 1978年生まれ。評論家。批評誌〈PLANETS〉編集長。著書に『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)、『静かなる革命へのブループリント この国の未来をつくる7つの対話』(河出書房新社)など多数。企画・編集参加に「思想地図 vol.4」(NHK出版)、「朝日ジャーナル 日本破壊計画」(朝日新聞出版)など。京都精華大学ポピュラーカルチャー学部非常勤講師、立教大学兼任講師。

著者紹介

宇野 常寛 (ウノ ツネヒロ)  
1978年生まれ。評論家。批評誌『PLANETS』編集長。京都精華大学ポピュラーカルチャー学部非常勤講師、立教大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)