• 本

こんぱるいろ、彼方

出版社名 小学館
出版年月 2020年5月
ISBNコード 978-4-09-386576-0
4-09-386576-0
税込価格 1,650円
頁数・縦 317P 19cm

商品内容

要旨

「ベトナム人?お母さんが?」娘、二十歳の夏。家族の秘密を伝える日がやってきた―『るり姉』『明日の食卓』家族小説の名手が70年代末に来日したボートピープル一家のその後を描く新境地。

出版社・メーカーコメント

「ベトナム人? お母さんが?」サラリーマンの夫と二人の子どもと暮らす真依子は、近所のスーパーの総菜売り場で働く主婦だ。職場でのいじめに腹を立てたり、思春期の息子・賢人に手を焼いたりしながらも、日々は慌ただしく過ぎていく。大学生の娘・奈月が、夏休みに友人と海外旅行へ行くと言い出した。真依子は戸惑った。子どもたちに伝えていないことがあった。真依子は幼いころ、両親や兄姉とともにボートピープルとして日本に来た、ファン・レ・マイという名前のベトナム人だった。真依子の母・春恵(スアン)は、ベトナム南部ニャチャンの比較的豊かな家庭に育ち、結婚をした。夫・義雄(フン)が南ベトナム側の将校だったため、戦後に体制の変わった国で生活することが難しくなったのだ。奈月は、偶然にも一族の故郷ベトナムへ向かう。戦争の残酷さや人々の哀しみ、いまだに残る戦争の跡に触れ、その国で暮らす遠い親戚に出会う。自分のルーツである国に深く関心を持つようになった奈月の変化が、真依子たち家族に与えたものとは――?

著者紹介

椰月 美智子 (ヤズキ ミチコ)  
1970年神奈川県小田原市生まれ。2001年『十二歳』で講談社児童文学新人賞を受賞。『しずかな日々』で07年に野間児童文芸賞、08年に坪田譲治文学賞を受賞。17年『明日の食卓』で神奈川本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)