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震える牛

小学館文庫 あ16−4

出版社名 小学館
出版年月 2013年5月
ISBNコード 978-4-09-408821-2
4-09-408821-0
税込価格 785円
頁数・縦 440P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • 2年前の強盗殺人事件。
    外国人による犯行と目されていたが、その後手がかりは途絶え、捜査が止まっていた。
    継続捜査班に所属するベテラン刑事の田川が、少ない手がかりから地道に捜査を続け、
    ついには真犯人とその動機にたどり着く、、、けど、、、!

    刑事もののミステリー。
    お肉屋さんから成長した大手スーパーチェーンだとか、食肉加工業者、居酒屋、隠れ家的焼肉店だとか、
    いろいろなものが複雑に絡み合った全体像をゆっくり確実に解きほぐしていく工程にとても引き込まれます。
    出てくる企業名が実在のものをもじってあったりして、そこが妙なリアリティを感じさせます。
    実際にあった食肉偽装の事件とか、いろいろ思い出しちゃう。

    なかなかにパンチのある本でした。

    (2017年6月21日)

  • 話題の本は面白い!

    文芸書でも売れていた物は間違いなく面白い。いまさら「BSE」と言っても過去のことになりつつあるが、改めて「食」に関心を持たされる1冊です。現在では蓋を開ければ「TPP」の話題に持ちきりになっているが、関税撤廃も良いが消費者にとって安心できるものであってほしい。また、巨大スーパーと国会議員、○オンと○田議員では決してありませんがどんな気持ちでいるのでしょうか?

    (2013年8月23日)

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商品内容

要旨

警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。当時の捜査本部は、殺害された二人に面識がなかったことなどから、犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。しかし「メモ魔」の異名を持つ田川は関係者の証言を再度積み重ねることで、新たな容疑者をあぶり出す。事件には、大手ショッピングセンターの地方進出に伴う地元商店街の苦境、加工食品の安全が大きく関連していた。現代日本の矛盾を暴露した危険きわまりないミステリー。

出版社・メーカーコメント

平成版『砂の器』、連続ドラマ化!警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。初動捜査では、その手口から犯人を「金目当ての不良外国人」に絞り込んでいた。 田川は事件現場周辺の目撃証言を徹底的に洗い直し、犯人が逃走する際ベンツに乗車したことを掴む。ベンツに乗れるような人間が、金ほしさにチェーンの居酒屋を襲うだろうか。居酒屋で偶然同時に殺害されたかに見える二人の被害者、仙台在住の獣医師と東京・大久保在住の産廃業者。 田川は二人の繋がりを探るうち大手ショッピングセンターの地方進出、それに伴う地元商店街の苦境など、日本の構造変化と食の安全が事件に大きく関連していることに気付く。

著者紹介

相場 英雄 (アイバ ヒデオ)  
1967年新潟県生まれ。2005年に『デフォルト(債務不履行)』で第二回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー。12年『震える牛』が大ヒット(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)