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路地裏に怪物はもういない

ガガガ文庫 ガい9−4

出版社名 小学館
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-09-451788-0
4-09-451788-X
税込価格 734円
頁数・縦 371P 15cm

商品内容

要旨

誰もが簡単に未知を暴ける時代。路地裏の暗闇は駆逐され、幻想の余地はなくなり、怪異は姿を消して久しい。そんな現代社会で起きる不可思議な現象―乖異。己が空想こそが真の現実だと主張し、世界すら塗り換えようとする超常の力。乖異に導かれ集ったのは三人。絶えた怪異を殺す少女、空想を終わらせる男、そして世界に残された最後の怪異である少年。「死者のいない」猟奇事件に端を発した一連の流れに「真祖の吸血鬼」の存在を見いだした彼らは、それぞれの理由を胸に乖異と関わっていく。平成最後の夏、最後の幻想がはじまる。

出版社・メーカーコメント

平成最後の夏、最後の幻想がはじまる一つの時代が終わろうとしている。 高度に発達した文明社会は路地裏の暗闇さえも駆逐し、この世界に幻想の居場所はなくなった。かつて人々が怖れた怪異は、誰しもがネットで正体不明を暴けるものとなった。そんな幻想の余地がなくなった現代社会で、十代の少年少女を中心に不可思議な現象が起きる。 ――乖異。 己が妄執こそが真の現実だと主張する、突如顕れた新たな病魔。現実から乖離し、現実とは異なる理で世界をねじ曲げる現象。乖異によって引き起こされるは、「死者のいない」猟奇事件。導かれるように集ったのは、過去に囚われた三人。 絶えた怪異を殺す少女・神座椿姫。 空想を終わらせる男・左右流。 そして、世界に残された最後の幻想である少年・夏野幽。 一連の事件に「真祖の吸血鬼」の存在を見いだした彼らは、それぞれの理由を胸に乖異とかかわっていくことになる……。 終わる平成。最後の夏。最後の幻想。 旧時代と新時代の狭間に問う、新感覚伝奇小説 がここに。