日本美術全集 6
東アジアのなかの日本美術 テーマ巻 1
- 辻惟雄/編集委員 泉武夫/編集委員 山下裕二/編集委員 板倉聖哲/編集委員
- 板倉聖哲/責任編集
出版社名 | 小学館 |
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出版年月 | 2015年3月 |
ISBNコード |
978-4-09-601106-5
(4-09-601106-1) |
税込価格 | 16,500円 |
頁数・縦 | 295P 38cm |
シリーズ名 | 日本美術全集 |
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商品内容
要旨 |
古来、中国美術の刺激を受けてきた日本美術。そのなかで日本人は、固有の美意識にかなうものを選択して受容してきた。本巻では時代の枠を超え、古代から近代に至る中国・朝鮮・日本の美術を明快な比較の視点に立って通観する。徽宗皇帝『桃鳩図』、牧谿『観音猿鶴図』ほか一六〇余点を収載。 |
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おすすめコメント
古来、日本人が焦がれ、強く刺激を受けてきた中国・朝鮮の美術は、まさに日本美術を生みだした「古典」にほかなりません。私たちはそれらをどのように受け入れ、学び、そして変えたのか? そこに見いだされた「日本趣味」とは? たとえば、正倉院、雪舟、文人画と同一主題の中国・朝鮮美術とを比較してみるだけでも、各時代の日本美術の様相が浮かび上がってきます。江戸時代以前の請来品のみを取上げ、日本美術とは何かを、あらためて問い直します。
出版社・メーカーコメント
日本に残る中国美術を見直し美の本質を知る本巻は、時代の枠を超えた「テーマ巻」であり、古代から近代に渡って日本に伝来した東アジアの書画・彫刻・工芸作品を取り上げる。奈良時代の正倉院宝物は、同時代の中国・唐の文物への強い憧れを反映しているが、室町時代の足利将軍家コレクションである「東山御物」は、当時から200年ほど遡る南宋時代の絵画や工芸品を珍重するなど、日本での東アジア美術の受け入れ方は多様である。そこに一定の趣向の反映があったとすれば、それこそが日本の美意識ということになるはずである。日本美術の担い手たちがどのように東アジア美術を選択し、受け入れ、またその影響のもと新たな美術表現を生み出していったかを知ることによって、日本美術の本質に迫ることができるのではないだろうか。掲載作品は中国・朝鮮の美術を中心としながら、影響関係が明確に反映した同時代の日本美術を比較の対象としながら紹介する。王羲之の書をはじめ、徽宗皇帝『桃鳩図』、李迪『紅白芙蓉図』、牧谿『観音猿鶴図』ほか、日本にのみ現存する『曜変天目』三碗など、日本で珍重され、大切に守られてきた、そして本国にももはや残っていない名品の数々を中心に、カラー図版一六〇余点を収載。