藍を継ぐ海
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2024年9月 |
ISBNコード |
978-4-10-336214-2
(4-10-336214-6) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 268P 20cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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藍を継ぐ海
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おすすめ度
- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
直木賞受賞作。著者は地球科学の科学者であり、専門知識がそこここに練り込まれてはいるが、これは科学小説を越えた、実にヒューマンな物語である。
圧倒的な評価を得ての受賞作だけあって、五つの短編のどれもに質の高さが感じられる。小説を読む新鮮な喜びと感覚をもたらしてくれる。(2025年2月14日)
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商品内容
文学賞情報 |
2024年
第172回
直木賞受賞 |
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要旨 |
今日も日本のどこかで大切な何かを受け継ぐ人がいる。科学だけが気づかせてくれる明日、5つの物語。第172回直木賞受賞作。 |
出版社・メーカーコメント
第172回直木賞受賞!数百年先に帰ってくるかもしれない。懐かしい、この浜辺に−−。なんとかウミガメの卵を孵化させ、自力で育てようとする徳島の中学生の女の子。老いた父親のために隕石を拾った場所を偽る北海道の身重の女性。山口の島で、萩焼に絶妙な色味を出すという伝説の土を探す元カメラマンの男−−。人間の生をはるかに超える時の流れを見据えた、科学だけが気づかせてくれる大切な未来。きらめく全五篇。