街とその不確かな壁
出版社名 | 新潮社 |
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出版年月 | 2023年4月 |
ISBNコード |
978-4-10-353437-2
(4-10-353437-0) |
税込価格 | 2,970円 |
頁数・縦 | 661P 20cm |
書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件
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街とその不確かな壁
- おすすめ度
- ほんのいえ宮脇書店越谷店 (埼玉県越谷市)
待ちに待った6年ぶりの最新書き下ろし1200枚の長編小説。村上ファンには馴染みあるモチーフを感じることができよう。「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を思わせる壁の内と外の物語が三部構成で淡々と綴られる。コロナ禍で3年近く、ほとんど外出することもなく、こつこつとこの小説を書いたという。1980年に執筆した未書籍化の中編小説に新たな構想を加えて、40数年ぶりに長編として根っこから書き直して決着させた作品とのこと。村上ワールドに思いっきり浸れる価値ある記念すべき作品であることは確かだ。
(2023年5月12日)
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商品内容
要旨 |
その街に行かなくてはならない。なにがあろうと―。高い壁と望楼、図書館の暗闇、古い夢、そして、きみの面影。村上春樹が、長く封印してきた“物語”の扉が、いま開かれる。 |
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出版社・メーカーコメント
村上春樹、6年ぶりの最新長編1200枚、待望の刊行! その街に行かなくてはならない。なにがあろうと――〈古い夢〉が奥まった書庫でひもとかれ、呼び覚まされるように、封印された“物語”が深く静かに動きだす。魂を揺さぶる純度100パーセントの村上ワールド。