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毒と薬の世界史 ソクラテス、錬金術、ドーピング

中公新書 1974

出版社名 中央公論新社
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-12-101974-5
4-12-101974-1
税込価格 946円
頁数・縦 244P 18cm

商品内容

要旨

毒にしても薬にしても、人類との関わりは、きわめて長く深い。古くから人類は毒を避け、効能のある物質は活用してきた。そして、それらを合成することが可能になってからは、良きにつけ悪しきにつけ、その使用法は無限に拡大している。しかし、実は、同じものが毒にもなれば薬にもなる。本書は、ソクラテスの飲まされた毒から、錬金術、ドーピングにいたるまで、古今東西の毒や薬をめぐる秘話・逸話を紹介するものである。

目次

第1章 古代の毒と薬(地球と毒・薬の誕生
古代エジプト・ギリシャ・ローマにおける毒と薬
古代インド・中国における毒と薬
古代日本における毒と薬)
第2章 中世の毒と薬(魔女と毒草
大航海時代の毒と薬
ルネサンス・錬金術・科学と化学の曙 ほか)
第3章 近世の毒と薬(『本草綱目』と本草学の発展および南蛮医学の導入
近代医学・薬学黎明期における毒や薬にまつわる発見・事件
近代有機化学への出発)
第4章 近代の毒と薬(病原微生物学の誕生と発展
近代薬学および有機化学の誕生と発展
種々の疾病に対抗する療法の黎明)
第5章 現代の毒と薬(抗生物質の再発見と発展
精神を左右する毒と薬
科学の発展と毒と薬
公害と薬害、毒や薬による犯罪)

著者紹介

船山 信次 (フナヤマ シンジ)  
1951年(昭和26年)、仙台市生まれ。東北大学薬学部卒業。同大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬剤師、薬学博士。イリノイ大学薬学部留学、北里研究所微生物薬品化学部室長補佐、東北大学薬学部助手、同専任講師、青森大学工学部助教授、同教授、同大学大学院環境科学研究科教授(兼任)、弘前大学客員教授(兼任)等を経て、日本薬科大学教授(漢方薬学科天然物化学分野)。Pharmaceutical Biology(USA)副編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)