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チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石

中公新書 2088

出版社名 中央公論新社
出版年月 2010年12月
ISBNコード 978-4-12-102088-8
4-12-102088-X
税込価格 858円
頁数・縦 225P 18cm

商品内容

要旨

カカオは原産地の中米では飲み物であると同時に薬品であり、貨幣にもなった。ヨーロッパに到来したときも、この珍貴な実の食用について激論が交わされたが、一九世紀にはココアパウダーや固形チョコレートが発明・改良され、爆発的に普及する。イギリスの小さな食料品店だったロウントリー家もまた、近代的なチョコレート工場を作り、キットカットを開発、世界に販路を拡大するが…。ヨーロッパ近代を支えたお菓子の通史。

目次

序章 スイーツ・ロード旅支度
1章 カカオ・ロードの拡大
2章 すてきな飲み物ココア
3章 チョコレートの誕生
4章 イギリスのココア・ネットワーク
5章 理想のチョコレート工場
6章 戦争とチョコレート
7章 チョコレートのグローバル・マーケット
終章 スイーツと社会

著者紹介

武田 尚子 (タケダ ナオコ)  
お茶の水女子大学文教育学部卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科(博士課程)修了。武蔵大学社会学部講師、助教授を経て、同大学同学部教授。2007年度に英国サウザンプトン大学客員研究員、エセックス大学客員研究員。博士(社会学)、専攻・地域社会学、都市社会学。著書『マニラへ渡った瀬戸内漁民―移民送出母村の変容』(2002年、御茶の水書房。第2回日本社会学会奨励賞(著書の部)受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)