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帝国議会 西洋の衝撃から誕生までの格闘

中公新書 2492

出版社名 中央公論新社
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-12-102492-3
4-12-102492-3
税込価格 946円
頁数・縦 272P 18cm

商品内容

要旨

1890年11月、貴族院と衆議院からなる帝国議会が誕生した。ペリー来航後に生まれた「公議」「公論」を求める政治の到達点である。体制安定を第一とした伊藤博文ら政府と、早期開設を求める板垣退助ら自由民権運動の角逐の中、西洋で200年かけて定着した議会は、明治維新から約20年でどのようにして創られたか。本書は、志士らの構想、試行錯誤の軌跡を追い、憲法制定と並ぶ近代日本の一大事業の全貌を明らかにする。

目次

序章 発見―西洋の議会と維新の理念
第1章 始動―民選議院の要求、元老院の開設
第2章 抗争―自由民権運動、明治一四年の政変
第3章 西洋―英仏とは異なる議会の模索
第4章 設計―欽定憲法下の議会とは
第5章 完成―帝国議会の開会
終章 軌跡―日本にとっての議会とは

おすすめコメント

 1890年11月、貴族院と衆議院からなる帝国議会が誕生した。ペリー来航後、強く主張される「公議」「公論」による政治の一つの到達点である。 体制の安定を第一とした伊藤博文ら政府と、早期設置を求める板垣退助ら自由民権運動の角逐のなか、政府は1881年に9年後の議会開設を約束した。今も昔も政治の世界で9年後の約束が守られることはほとんどない。だが明治政府の面々は、自らの権力を失ってもなお、公議実現のため議会開設を志向し、実現する。 本書は、西洋で200年かかった議会が、どのようにして明治維新から約20年で創られたのか、帝国議会に関わった人々の構想と試行錯誤の軌跡を追う。憲法制定と並ぶ近代日本の一大事業だった帝国議会開設の全貌を明らかにする。

著者紹介

久保田 哲 (クボタ サトシ)  
1982年東京都生まれ。2005年慶応義塾大学法学部政治学科卒業。10年慶応義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学。同年より武蔵野学院大学専任講師。14年より武蔵野学院大学准教授。博士(法学)。専攻は近現代日本政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)