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日本語を翻訳するということ 失われるもの、残るもの

中公新書 2493

出版社名 中央公論新社
出版年月 2018年6月
ISBNコード 978-4-12-102493-0
4-12-102493-1
税込価格 858円
頁数・縦 190P 18cm

商品内容

要旨

「古池や蛙飛び込む水の音」芭蕉のこの俳句を英語で説明するとき、「蛙」をa frogとfrogsのどちらで訳すべきだろうか。単数か複数かを決めないまま翻訳することは英語では許されない。ほかにも「ちらちら」「どんどん」などの擬音・擬態語、「雨ニモ負ケズ」の漢字カタカナ交じりの表記、「顔が能面のようだ」といった比喩など、翻訳困難な日本語表現を紹介。夏目漱石も村上春樹も登場する、海を越えた日本語論。

目次

序章 翻訳とは、つまり、何だろう?
第1章 こぼれ落ちる響き
第2章 ひらがな、カタカナ、漢字
第3章 比喩は翻訳できるのか
第4章 過去の話なのに、現在形?
第5章 日本語の数はおもしろい
第6章 「ですます」が「である」に替わるとき
第7章 受動文の多い日本語、能動文の多い英語
第8章 翻訳に見る「日本語」の文体

おすすめコメント

「古池やかはづ飛び込む水の音」芭蕉のこの俳句を英語で説明するとき、あなたは「かはづ」をflogと訳すだろうか。それともflogsとするだろうか。単数か複数かはご想像にお任せします、とごまかすことは英語では許されない。ほかにも「ちらちら」「どんどん」などのオノマトペ、「雨ニモ負ケズ」の仮名表記、「顔が能面のようだ」といった譬喩など、翻訳困難な日本語表現を紹介。漱石も春樹も登場する、海を越えた日本語論。

著者紹介

牧野 成一 (マキノ セイイチ)  
1935年東京生まれ。早稲田大学で英文学を、東京大学で言語学を学ぶ。64年にフルブライト給費生としてアメリカに留学、68年にイリノイ大学でpH.D.を取得。68年から91年までイリノイ大学で日本語・言語学・日本文化を教え、91年にプリンストン大学東洋学科教授に就任。2012年に退任。プリンストン大学名誉教授。2003〜05年に全米日本語教育学会長を務め、07年には日本語教育学会賞を受賞。2014年、瑞宝中綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)