• 本

言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

中公新書 2756

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-12-102756-6
4-12-102756-6
税込価格 1,056円
頁数・縦 277P 18cm

商品内容

文学賞情報

2023年 第6回 八重洲本大賞受賞
2024年 新書大賞受賞

要旨

日常生活の必需品であり、知性や芸術の源である言語。なぜヒトはことばを持つのか?子どもはいかにしてことばを覚えるのか?巨大システムの言語の起源とは?ヒトとAIや動物の違いは?言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである。鍵は、オノマトペと、アブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力だ。認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る。

目次

第1章 オノマトペとは何か
第2章 アイコン性―形式と意味の類似性
第3章 オノマトペは言語か
第4章 子どもの言語習得1―オノマトペ篇
第5章 言語の進化
第6章 子どもの言語習得2―アブダクション推論篇
第7章 ヒトと動物を分かつもの―推論と思考バイアス
終章 言語の本質

出版社・メーカーコメント

生活や対話の必需品であり、知性や芸術の源である言語。なぜヒトはことばを持つのか? 巨大システムの言語の起源とは? 子どもはいかにことばを覚えるか? ヒトとAI/動物は何が違うのか? 本書は、「言語の本質」という未踏の山に挑む、探求の旅である。鍵は、オノマトペを足場に、アブダクションという推論を使って梯子を登る、人間特有の学ぶ力だ。認知科学者と言語学者が手を組み、言語の発達の謎に答え、ヒトの根源に迫る。

著者紹介

今井 むつみ (イマイ ムツミ)  
1989年慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。94年ノースウェスタン大学心理学部Ph.D.取得。慶應義塾大学環境情報学部教授。専門は認知科学、言語心理学、発達心理学
秋田 喜美 (アキタ キミ)  
2009年神戸大学大学院文化学研究科修了。博士(学術)取得。大阪大学大学院言語文化研究科講師を経て、名古屋大学大学院人文学研究科准教授。専門は認知・心理言語学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)