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その日なぜ信長は本能寺に泊まっていたのか 史談と奇譚

中公新書ラクレ 707

出版社名 中央公論新社
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-12-150707-5
4-12-150707-X
税込価格 990円
頁数・縦 302P 18cm

商品内容

要旨

織田信長が演出した「安土宗論」をへて本能寺の変が勃発した当時、京都の法華宗寺院はどのような状態になっていたのか。主家再興に奔走し非業の死をとげた山中鹿介と毛利本家の血統を守った小早川隆景の運命を分けたものはなにか。渋沢栄一から見た大久保利通と西郷隆盛に対する人物評価の違いとは―。戦国・幕末の激動期を中心に、埋もれていたエピソードを発掘し、歴史の面白さを満喫させてくれるエッセイ54篇を収録。

目次

第1章 戦国武将、それぞれの戦い
第2章 戦国の舞台裏
第3章 戊辰戦争の残響
第4章 明治人の素顔
第5章 弓矢の道と敷島の道
第6章 読書と謎解きの愉しみ
第7章 甲州武田氏ゆかりの姫君たち

出版社・メーカーコメント

戦国・幕末に関わる膨大な史料を渉猟し、小説・史伝を書き進める過程で発掘した興趣溢れるエピソードの数々。表題作ほか、〈加藤清正「虎退治の伝説」の真実〉〈美貌の中野竹子と「釈迦」と呼ばれた男〉〈将軍を殴った男と非難した男〉〈渋沢栄一から見た西郷と大久保〉〈戦国番狂わせ七番勝負〉など最新エッセイを収録。

著者紹介

中村 彰彦 (ナカムラ アキヒコ)  
1949年、栃木県栃木市生まれ。東北大学文学部卒業後、文藝春秋に勤務。87年に『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。91年より執筆活動に専念し、93年に『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞、94年に『二つの山河』で第111回直木賞、2005年に『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を受賞。また15年には第4回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)