楽しい孤独 小林一茶はなぜ辞世の句を詠まなかったのか
中公新書ラクレ 746
出版社名 | 中央公論新社 |
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出版年月 | 2021年11月 |
ISBNコード |
978-4-12-150746-4
(4-12-150746-0) |
税込価格 | 990円 |
頁数・縦 | 285P 18cm |
商品内容
要旨 |
一人暮らしの貧しい老人である自分は価値のない存在としてみられている…一茶は、世間の冷酷な視線ですら面白がって俳句にしてしまいます。本書は、苦難を越えて生き抜いた一茶の俳句を味わいながら「人生という旅」を楽しむためのガイドブックです。 |
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目次 |
一茶とウイルス |
出版社・メーカーコメント
老(おい)が身の 値(ね)ぶみをさるるけさの春 一茶「値踏みをする」は「値段を見積もる」という意味です。老人である一茶に対して、世間の目はあたかも商品の値段を付けるかのようであるというのです。一人住まいの貧しい老人である自分は価値のない存在としてみられている……一茶は、そんな世間の冷酷な視線ですら面白がり俳句にしてしまいます。いったいどうやったら、そんなことができるのでしょうか。 本書は、一茶の生涯をたどり、彼が遺した俳句を味わいながら、つらいことばかりが多い人生と向き合い、世間という荒波の中でどのように暮らしていていけばよいのか、生きるヒントを探る旅のガイドブックのようなものなのかもしれません。