• 本

儒教とは何か

増補版

中公新書 989

出版社名 中央公論新社
出版年月 2015年11月
ISBNコード 978-4-12-190989-3
4-12-190989-5
税込価格 990円
頁数・縦 296P 18cm

商品内容

要旨

儒教は宗教というより、単なる倫理道徳として理解されがちだ。古い家族制度を支える封建的思想という暗いイメージもつきまとう。しかし、その本質は死と深く結びついた宗教であり、葬儀など日本人の生活の中に深く根を下ろしている。本書は、死という根本の問題から儒教を問い直し、その宗教性を指摘する。そして孔子以前に始まる歴史をたどりながら、現代との関わりを考える。全体を増補し、第6章「儒教倫理」を加えた。

目次

儒教における死
儒教の宗教性
儒教文化圏
儒教の成立
経学の時代
儒教倫理
儒教と現代と

おすすめコメント

儒教といえば古くさい倫理道徳というイメージだろう。だが、その本質は死と結びついた「宗教」なのである。固定観念を打ち破る名著。

著者紹介

加地 伸行 (カジ ノブユキ)  
1936年(昭和11年)、大阪に生れる。1960年、京都大学文学部卒業。高野山大学、名古屋大学、大阪大学、同志社大学を経て、立命館大学フェロー、大阪大学名誉教授、文学博士。専攻、中国哲学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)