• 本

魯山人味道

改版

中公文庫

出版社名 中央公論社
出版年月 1995年6月
ISBNコード 978-4-12-202346-8
4-12-202346-7
税込価格 817円
頁数・縦 394P 16cm
シリーズ名 魯山人味道

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 美食の大家の一家言

     或いは書道家であり、或いは陶芸家、そして或いは画家と、
    多芸を極め、さらには「美食倶楽部」や「星岡茶寮」を経営し、
    美食家としても高名であった北大路魯山人が美食について
    語った内容をまとめた一冊。
     ある時は鮎について、またあるときはお茶漬けについて、
    多くのページを割いて語られる美味美食へのこだわりは
    留まるところを知らず、読んでいてなんとも旨そうな気分に
    させてくれる。
     産地や食材は魯山人存命当時の物で、また、必ずしも
    紹介されているものに巡り合えるとも限らないが、それでも
    料理を、或いは食べることを嗜む者であれば触れてみたい
    「大家の一家言」として、おすすめの一冊。

    (2012年10月18日)

商品内容

要旨

書をよくし、画を描き、印を彫り、美味を探り、古美術を愛し、後半生やきものに寧日なかった多芸多才の芸術家―魯山人が、終生変らず追い求めたのは美食であった。折りに触れ、筆を執り、語り遺した唯一の味道の本。

目次

数の子は音を食うもの
くちこ
明石鯛に優る朝鮮の鯛
田螺
美味い豆腐の話
筍の美味さは第一席
海にふぐ山にわらび
いなせな縞の初鰹
若狭春鯖のなれずし
洛北深泥池の蓴菜〔ほか〕