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流れる星は生きている

改版6版

中公文庫 BIBLIO

出版社名 中央公論新社
出版年月 2002年7月
ISBNコード 978-4-12-204063-2
4-12-204063-9
税込価格 880円
頁数・縦 322P 16cm
シリーズ名 流れる星は生きている

商品内容

要旨

昭和二十年八月九日、ソ連参戦の夜、満州新京の観象台官舎―。夫と引き裂かれた妻と愛児三人の、言語に絶する脱出行がここから始まった。敗戦下の悲運に耐えて生き抜いた一人の女性の、苦難と愛情の厳粛な記録。

目次

第1部 涙の丘(駅までの四キロ
別離
無蓋貨車 ほか)
第2部 教会のある町(丘の下へ
墓場から来た男
歯型のついたお芋 ほか)
第3部 魔王の声(親書の秘密
赤土の泥の中をもがく
凍死の前 ほか)

おすすめコメント

ベストセラー『国家の品格』藤原正彦の母親が遺した壮絶な手記。「私の原点はここにある 私の書けない原点である」(藤原正彦)―― 昭和二十年八月九日、ソ連参戦の夜、満州新京の観象台官舎―。  夫と引き裂かれた妻と愛児三人の、言語に絶する脱出行がここから始まった。  敗戦下の悲運に耐えて生き抜いた一人の女性の、苦難と愛情の厳粛な記録。  戦後空前の大ベストセラーとなり、夫・新田次郎氏に  作家として立つことを決心させた、壮絶なノンフィクションです。

著者紹介

藤原 てい (フジワラ テイ)  
1918年、長野県生まれ。県立諏訪高女卒業。1939年、のちに作家となる故・新田次郎氏と結婚。43年に新京(現在の長春)の観象台に赴任する夫とともに満州に渡る。敗戦後の45年、新京から愛児を連れた決死の引き揚げを敢行、辛うじて帰国に成功する。その体験を記した『流れる星は生きている』は、敗戦下の苦難の脱出行を活写したすぐれた記録として、戦後空前の大ベストセラーとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)