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私の作家評伝

中公文庫 こ62−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-12-207494-1
4-12-207494-0
税込価格 1,980円
頁数・縦 765P 16cm

商品内容

要旨

彼らから受け継ぐべきものとは何か―二葉亭・〓外・漱石から宇野浩二まで、近代日本文学の代表的な文豪十六人の生涯と作品を、小説家ならではの躍動する批評精神で辿る。作家たちの文学的遺産の核心に迫り、著者自身のその後の転回点をも示す、異色の評伝集。第二十三回芸術選奨文部大臣賞受賞作。

目次

永遠の弟子/森田草平
順子の軌跡/徳田秋聲
狂気と羞恥/夏目漱石
美貌の妻/森〓外
女の伊達巻/有島武郎
東京に移った同族/島崎藤村
男子一生の事業/二葉亭四迷
不易の人/岩野泡鳴
其中に金鈴を振る虫一つ/高浜虚子
平坦地の詩人/田山花袋
明治の弟とその妻/徳冨蘆花
渋民小天地/石川啄木
闇汁/正岡子規
多佳女の約束/続夏目漱石
神をよぶ姿/泉鏡花
同じ川岸/近松秋江
ひとおどり/宇野浩二
鼎談 漱石と〓外の志と現代―柄谷行人・山崎正和

出版社・メーカーコメント

彼らから受け継ぐべきものとは何か−−近代日本文学の代表的な文豪十六人の作家と人生を、独自の批評眼で辿る評伝集。〈巻末鼎談〉柄谷行人×山崎正和

著者紹介

小島 信夫 (コジマ ノブオ)  
1915年、岐阜県生まれ。東京大学文学部英文学科卒業。55年、『アメリカン・スクール』で芥川賞、65年、『抱擁家族』で谷崎潤一郎賞、72年、『私の作家評伝』で芸術選奨文部大臣賞、81年、『私の作家遍歴』で日本文学大賞、82年、『別れる理由』で野間文芸賞、98年、『うるわしき日々』で読売文学賞を受賞。2006年10月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)