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マラリアと帝国 植民地医学と東アジアの広域秩序

増補新装版

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-13-020312-8
4-13-020312-6
税込価格 8,580円
頁数・縦 407,54P 22cm
シリーズ名 マラリアと帝国

商品内容

要旨

マラリアをめぐる物語が剔抉する近代日本の姿。「感染症の歴史学」による記憶の保全と継承。

目次

序章 マラリアは語る
1 植民地医学・帝国医療とマラリア(日本の台湾統治とマラリア
二〇世紀前半、八重山のマラリア対策―台湾経験の位相)
2 植民地医学・帝国医療の構造(近代日本の衛生学と植民地医学・帝国医療―伝染病研究所・植民地医学校・社会医学
戦争と植民地医学)
3 第二次大戦後、東アジアのマラリア(米軍統治下、八重山のマラリア対策
中国のマラリア対策―愛国衛生運動の歴史的位置
戦後日本のマラリア研究―断絶と継承)
結論 東アジアにおける植民地医学・帝国医療
補論 北海道開拓とマラリア

著者紹介

飯島 渉 (イイジマ ワタル)  
青山学院大学文学部教授。1960年埼玉県生まれ。東京学芸大学、同大学院(修士)、東京大学大学院(博士)に学ぶ。大阪市立大学文学部助手、横浜国立大学経済学部助教授、教授を経て、現職。文学博士(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)