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零號琴 下

ハヤカワ文庫 JA 1497

出版社名 早川書房
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-15-031497-2
4-15-031497-7
税込価格 946円
頁数・縦 379P 16cm
シリーズ名 零號琴

商品内容

要旨

大假面劇に向け再建が進む美玉鐘の演奏を任されたトロムボノク、劇作家ワンダにより主役に抜擢されたシェリュバンは、徐蕨に“美縟のサーガ”の成り立ちに迫っていく。〓鷺(みさぎ)、菜綵、美縟芸能の目付け役“班団”、そして大富豪パウル―。仕組まれた運命とそれぞれの思惑が絡み合いやがて迎えた上演の夜、秘曲“零號琴”が暴く惑星美縟の真実とは?現実と虚構のはざまで物語を希うヒトの想像力を徹底的に描ききった傑作。

出版社・メーカーコメント

惑星美縟の巨大埋蔵楽器が五百年ぶりに奏でる秘曲・零號琴。大假面劇上演の夜、その音が暴く美縟の真実とは? 傑作ついに文庫化

著者紹介

飛 浩隆 (トビ ヒロタカ)  
1960年、島根県生まれ。島根大学卒。1981年、短篇「ポリフォニック・イリュージョン」で第1回三省堂SFストーリーコンテストに入選、「SFマガジン」に掲載され、デビュー。83年から92年まで同誌に短篇10篇を発表。10年の沈黙ののち、2002年、長篇『グラン・ヴァカンス 廃園の天使1』を発表、脚光を浴びる。2005年、短篇集『象られた力』で第26回日本SF大賞を受賞。2007年、短篇集『ラギッド・ガール 廃園の天使2』で第6回センス・オブ・ジェンダー賞を受賞(以上、早川書房刊)。2018年、短篇集『自生の夢』(河出書房新社)で第38回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)