革命と献身
シンパサイザー 2
出版社名 | 早川書房 |
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出版年月 | 2021年12月 |
ISBNコード |
978-4-15-210074-0
(4-15-210074-5) |
税込価格 | 3,960円 |
頁数・縦 | 566P 20cm |
商品内容
要旨 |
ヴェトナム戦争後、南ヴェトナムの再興を目論見ながらも共産主義の同調者でもあった私は、親友のボンとともに再びインドシナ半島へと渡る。しかし虜囚の身となり、かつて義兄弟だったマンによる再教育を受け、拷問の末、自らの出自と信念を引き裂く告白をした。それから6年、私とボンは難民としてパリに渡る。東洋人への差別に晒されながらも、資本主義の極みともいえる麻薬取引に身を染めて生きていた。しかしある日、かつて私とボンを再教育キャンプで拷問したマンもまた、パリにいることを知り―。ピュリッツァー賞、アメリカ探偵作家クラブ賞受賞『シンパサイザー』に続く、植民地主義とヴェトナム戦争に人生を翻弄され続けた元スパイとその義兄弟たちの絆と裏切りを描く、熱き物語。 |
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出版社・メーカーコメント
ヴェトナム戦争終結から6年。親友と共にパリに難民として渡った元スパイの男は麻薬取引に身を染めていく。そんな中、かつて再教育キャンプで自分と親友を拷問した元義兄弟の男もパリにいることを知り――。戦争で離散した男たちの非情な運命が再び交錯する。