ブルーネス
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2016年8月 |
ISBNコード |
978-4-16-390509-9
(4-16-390509-X) |
税込価格 | 2,035円 |
頁数・縦 | 397P 19cm |
商品内容
要旨 |
東日本大震災をきっかけに地震研究所の広報職を辞した準平は、学界の“プリンス”武智要介に、ある計画に誘われる。“チーム武智”の個性豊かなメンバーたちは、次々と立ちはだかる困難を乗り越え、プロジェクトを成功させることができるのか―元研究者の著者による、「科学」への思いに溢れたエンタメ長篇。 |
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おすすめコメント
若き地震学者たちが、津波予知に挑む――! 東日本大震災の際、どの地震学者もあれほど大きな地震の発生を想定できず、”地震学の敗北”が宣言された。東都大学の地震研究所で広報をしていた行田準平は、市民からの「お前たち研究者は巨額の予算を使って今まで何をやっていたんだ」という苦情や、次の地震への不安を訴える電話を受け続け、さらには出演したテレビで”地震村”を裏切るような発言をしてしまい、地震研を辞めていた。そんな準平のもとに、MEI(海洋地球総合研究所)の武智要平から連絡があった。武智は、MEIのプログラムディレクターという立場を降りて新しい津波観測システムを作るので準平に手伝ってほしいと申し出る。準平は、無謀な計画だと思いながらも、武智の強い決意に推されてこのプロジェクトに参加することに決める。若き科学者たちが、「科学にできることは何なのか」という自分たちの使命を見つめ直し、大きなプロジェクトに挑む熱きエンタメ長篇。