• 本

幻滅と別れ話だけで終わらないライフストーリーの紡ぎ方

出版社名 朝日出版社
出版年月 2012年9月
ISBNコード 978-4-255-00672-7
4-255-00672-5
税込価格 1,620円
頁数・縦 331P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • ぼちぼちと。

    偉大な思想家を父に持ち、下町で育った作家・よしもとばななとミュージシャンでもある精神分析医・きたやまおさむが、文化の深層に潜む日本人の心理に迫る、スリリングな一冊。

    それぞれのバックボーンに触れながらも、日本人特有の母子関係、美しさの本質、裏と表のある多面的な人間観、震災後の不安な社会を生き延びていくための考え方についてなど、話題は展開していきます。

    劇的に白黒はっきりとはいかなくても、日々、微調整をくりかえしていくことが、
    その地道な取り組みを黙々と続けることが、
    たしかな歩き方だと思わせてくれます。

    (2013年4月25日)

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商品内容

目次

1 母と子の二重性を読む(自分のこころはモニタリングできない
精神分析とは「こころの台本」を読むこと
浮世絵の母子像から、こころを読み解く
母と子がともに見ること、思うこと ほか)
2 ストーリーの表と裏を織り込んで(こころの物語を分析する
罪悪感はどうして生まれるのか
『古事記』の中の「見るなの禁止」
きれいはみにくい、みにくいはきれい
みにくいものが動物になる ほか)
3 人生は多面的(講義(3・11が変えたもの
あれこれ信じて、どれも信じない
「裏切る」こころは、生き延びる力
「ぼちぼち」がんばること
こころの震災は、何度も繰り返される ほか)

出版社・メーカーコメント

小説家・よしもとばななと精神分析医・きたやまおさむが、『古事記』、浮世絵、西洋絵画、映画、マンガにいたるまでの文化の深層を語り合い、日本人のこれからのあり方を「並んで海を眺める心で」いっしょに考える、新しいスタイルの講義・対談。

著者紹介

きたやま おさむ (キタヤマ オサム)  
1946年淡路島生まれ。精神分析学者。京都府立医科大学卒業後、ロンドンのモーズレイ病院などを経て、北山医院(現・南青山心理相談室)を開設。1991〜2010年まで九州大学教授。現在、臨床の傍ら白鴎大学教授、国際基督教大学客員教授を務める。他方、ミュージシャンとして、65年、ザ・フォーク・クルセダーズを結成、解散後は作詞家としても活躍。代表作に『戦争を知らない子供たち』『あの素晴らしい愛をもう一度』などがある
よしもと ばなな (ヨシモト バナナ)  
1964年東京都生まれ。小説家。日本大学藝術学部文芸学科卒業。小説「キッチン」で海燕新人文学賞、『キッチン』で泉鏡花文学賞を受賞。『TUGUMI』で山本周五郎賞受賞。また『うたかた/サンクチュアリ』『アムリタ』『不倫と南米』などの作品でも海外を含めた数々の文学賞を受賞、『キッチン』など諸作品は現在海外三〇ヵ国以上で翻訳・出版されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)