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戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

出版社名 朝日出版社
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-255-00940-7
4-255-00940-6
税込価格 1,870円
頁数・縦 466,10P 19cm

商品内容

文学賞情報

2017年 第7回 紀伊國屋じんぶん大賞受賞

要旨

かつて日本は、世界から「どちらを選ぶか」と三度、問われた。より良き道を選べなかったのはなぜか。日本近現代史の最前線。

目次

1章 国家が歴史を書くとき、歴史が生まれるとき(「歴史のものさし」で世の中をはかってみる
現代の史料を、過去のデータと照らし合わせて読む
歴史が書かれるとき
歴史の始まりとは)
2章 「選択」するとき、そこでなにが起きているのか―リットン報告書を読む(日本が「世界の道」を提示されるとき
選択肢のかたちはどのようにつくられるか
日本が選ぶとき、為政者はなにを考えていたのか)
3章 軍事同盟とはなにか―二〇日間で結ばれた三国軍事同盟(軍事同盟とはなにか
なぜ、ドイツも日本も急いだのか
「バスに乗り遅れる」から結んだのではない)
4章 日本人が戦争に賭けたのはなぜか―日米交渉の厚み(戦争前夜、敵国同士が交渉の席に着く意味は
史料に残る痕跡
日本はなぜアメリカの制裁を予測できなかったのか
国民は、その道のみを教えられ続けてきた
絶望したから開戦したのではない)
終章 講義の終わりに―敗戦と憲法(講義の終わりに)

著者紹介

加藤 陽子 (カトウ ヨウコ)  
1960年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。89年、東京大学大学院博士課程修了。山梨大学助教授、スタンフォード大学フーバー研究所訪問研究員などを経て現職。専攻は日本近現代史。2010年に『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(朝日出版社刊)で小林秀雄賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)