「人間こそ、魔物だわ。花火の星までも人間の私たちが、自然の生態系を壊そうとしている…」と麻衣子は呟いた。花火大会の日、翔太と研は港の森公園近くの秘密基地へと向かっていた。公園を通り抜けようとした時、そこにいた人々が忽然と消え、一人の老人が現れる。老人は麻衣子という少女の母親を捜してほしいと言い、空から帆船が舞い降りてきた。帆船に乗り込んだ翔太たちは、狸の親子ポンコとポンタ、麻衣子とともに、異次元の星“花火の星”へと向かうのだった。異次元の惑星“花火の星”を舞台に繰り広げられる少年少女向けＳＦファンタジー。