• 本

オアシス

出版社名 河出書房新社
出版年月 2003年11月
ISBNコード 978-4-309-01590-3
4-309-01590-5
税込価格 1,320円
頁数・縦 164P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 家事をしなくなった母に対し、「少しは家事をしろよ」と内心で思っても決して口に ださない。母のための食事」は用意するが、それ以外は放っておいてる日常。母に食事させることを娘たちは「エサを与える」と言い切る。現代の”姥捨て山”とはまさにドライで希薄な現代の家族関係の象徴のとうに思う。(のりあき)

    (2005年7月8日)

商品内容

文学賞情報

2003年 第40回 文藝賞受賞

要旨

家事放棄の“粗大ゴミ”=母・君枝とパラサイトされている姉、そして私。女三人、奇妙な家族の行方は?第40回文芸賞受賞作。

出版社
商品紹介

家事を放棄した母、母にパラサイトさせられてるOLの姉、そしてフリーターの私。現代の新種の“姥”捨て山を描く、次世代作家の誕生。

著者紹介

生田 紗代 (イクタ サヨ)  
1981年8月13日生まれ、二二歳。千葉県在住。現在、明治学院大学法学部四年に在学中。2003年、『オアシス』で第40回文芸賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)