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黒薔薇

出版社名 河出書房新社
出版年月 2006年2月
ISBNコード 978-4-309-01748-8
4-309-01748-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 219P 20cm

商品内容

要旨

22歳の春、瀧川章子は地方の町立高等女学校へ教師として赴任する。校長が生徒のMensesの調査を命じたのに一人反抗し、早くも職員室の注意人物になってしまう。そんなとき、授業で出会った美しい樋口和子という生徒にひかれてゆく。同性を愛慕することの恐ろしさと反自然的な感じに脅かされつつ、苦悶する章子…。交流を重ねるなか、二人を襲う悲劇!!大正〜昭和の大流行作家・吉屋信子が生涯に一度だけ主宰した個人雑誌『黒薔薇』。この中から表題作、珠玉の作品をセレクト。可憐でせつない“エスの世界”、乙女たちの憧れと夢、苦悩と孤独。全編、全集未収録作品。

出版社
商品紹介

大正〜昭和の大流行作家・吉屋信子が生涯1度だけ主宰した個人雑誌「黒薔薇」の中から珠玉の作品をセレクト。全編、全集未収録作品。

著者紹介

吉屋 信子 (ヨシヤ ノブコ)  
1896年(明治29)、新潟市生まれ。栃木高等女学校在学中から少女雑誌に投稿をし、卒業後、作家を志して上京。1916年『少女画報』連載の「花物語」で、少女小説家としての人気を不動のものにしていく。1919年(大正8)、『大阪朝日新聞』の懸賞に応募した「地の果まで」が1等当選。その後、新聞連載で好評を博した「良人の貞操」などで流行作家となる。1952年(昭和27)「鬼火」で女流文学者会賞、1967年に菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)