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水漬く魂 第3部

白に燃える

出版社名 河出書房新社
出版年月 2007年6月
ISBNコード 978-4-309-01818-8
4-309-01818-1
税込価格 2,420円
頁数・縦 336P 20cm
シリーズ名 水漬く魂

商品内容

要旨

堀口剛蔵の弟、参蔵は生来の嘘つき、それも他人のために虚言をはく、という性癖を持てあましながら、漂うように戦後を生きてきた。参蔵は剛蔵の妻・美那に思いをよせる。美那は自死した剛蔵を許さない気丈な女だが、やがて自らも悲劇的な末路をえらぶ。悲しみはどこまで続くのか。

出版社
商品紹介

魂たちの群像を描く大河長編第3部。生来の嘘つきの主人公の、切ない愛と生の軌跡を通して、もうひとつの戦後が白々と浮かび上がる。

おすすめコメント

時代とたたかう魂たちの物語第三部。生来の嘘つきとして堀口参蔵は、戦後を漂うように生きていた。参蔵は亡くなった兄の妻に思いをよせるが、彼女は自ら悲劇的な結末を選ぶ。運命の絡み合いを通して、もうひとつの戦後が浮かび上がる。

著者紹介

小嵐 九八郎 (コアラシ クハチロウ)  
1944年秋田県生まれ。早稲田大学卒。1986年、小説家としてデビュー。1995年、『刑務所ものがたり』で吉川英治文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)