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漱石漫談

出版社名 河出書房新社
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-309-02561-2
4-309-02561-7
税込価格 1,760円
頁数・縦 260P 20cm

商品内容

要旨

誰でも楽しめる、漱石入門!『吾輩は猫である』『三四郎』『草枕』など、8作品を徹底解剖。

目次

鮮血飛び散る過剰スプラッター小説『こころ』
「青春小説」に見せかけた超「実験小説」『三四郎』
猫温泉にゆっくりお入りください『吾輩は猫である』
ちょっと淋しい童貞小説『坊っちゃん』
反物語かつ非人情『草枕』
人生の苦さをぐっとかみしめる『門』
ディスコミュニケーションを正面から捉えた『行人』
プロレタリア文学の先駆け『坑夫』

おすすめコメント

『こころ』はBL? 『坊っちゃん』は童貞小説? 「文芸漫談」の真髄発揮。『吾輩は猫である』『三四郎』他を読み解く漱石入門書。

著者紹介

いとう せいこう (イトウ セイコウ)  
1961年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。編集者を経て、作家、クリエーターとして、活字・音楽・舞台など、多方面で活躍。音楽活動においては日本にヒップホップカルチャーを広く知らしめ、日本語ラップの先駆者の一人である。86年、アルバム『建設的』にてCDデビュー。小説『ノーライフキング』(第三五回野間文芸新人賞受賞)、エッセイ集『ボタニカル・ライフ』(第一五回講談社エッセイ賞受賞)。「したまちコメディ映画祭 in 台東」では総合プロデューサーを務める
奥泉 光 (オクイズミ ヒカル)  
1956年、山形県生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。同大学院博士前期課程修了。86年、すばる文学賞の最終候補作『地の島 天の魚群』を「すばる」に発表しデビュー。著書に小説『ノヴァーリスの引用』(第一五回野間文芸新人賞受賞)『石の来歴』(表題作で第一一〇回芥川賞受賞)『神器―軍神「橿原」殺人事件』(第六二回野間文芸賞受賞)『東京自叙伝』(第五〇回谷崎潤一郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)