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不道徳お母さん講座 私たちはなぜ母性と自己犠牲に感動するのか

出版社名 河出書房新社
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-309-02715-9
4-309-02715-6
税込価格 1,705円
頁数・縦 253P 19cm

商品内容

要旨

2018年、小学校で道徳が正式教科に!!ごんぎつねに感動させてどうする気?不肖母さんライターがモノ申す、日本の「道徳」解体新書。

目次

第1章 読書と「道徳」(道徳教育のための読書
かつて小説は有害メディアだった―明治二〇年代までの小説観
バイオレンス上等!日本児童文学の夜明け
少年雑誌で作られた男らしさ規範
婦徳から「愛され」道徳へ
文学で「堕落」した若者たち―自我の目覚めと修身
俗悪バッシングと推薦図書の誕生)
第2章 「道徳」としての母(自己犠牲する母はなぜ「泣ける」のか
母性幻想の誕生
母性による女性解放
母性と愛国)
第3章 感動する「道徳」(二分の一成人式とママへの感謝が育むもの
巨大組体操は誰のため?
ありのままは本当にありのままか
ごんぎつねは二度死ぬ―国語教科書が悲しい理由)

おすすめコメント

お母さんライターが、「道徳」のタブーに踏み込み解体! 歴史をさかのぼり、日本人の「道徳観」がいかにつくられたかを明かす。

著者紹介

堀越 英美 (ホリコシ ヒデミ)  
1973年生まれ。ライター。早稲田大学第一文学部卒業。著書に『萌える日本文学』(幻冬舎)、『女の子は本当にピンクが好きなのか』(ele−king books)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)