緊急事態下の物語
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 2021年6月 |
ISBNコード |
978-4-309-02965-8
(4-309-02965-5) |
税込価格 | 1,815円 |
頁数・縦 | 226P 19cm |
商品内容
要旨 |
ただ街を映すだけのライブカメラは、嘘のない「正しい」世界…。パンデミック下の孤独な者たちの群像劇。(『ただしみ』)。コロナ禍の新たな日常を送る、育ち盛りの中学生・玲奈のもとに、ある日突然おとずれた「濃厚接触」の知らせ(『腹を空かせた勇者ども』)。顔の見えない「ジェントルマン」の声に従い、反ユートピアの物語を紡ぐ男がくわだてる、脱ディストピアの叛乱(『オキシジェン』)。感染症を世界へ巻き散らすことを計画する組織“臆病なテロリスト、臆病な殺人者”に志願したわたしが出会った、究極の人工美を備えた女・アイラ(『MINE』)。死者は活発に人肉を求め、生者が死んだように隠れて暮らす世界で、ぼくは飼い猫を探す旅に出た(『天国という名の猫を探して悪魔と出会う話』)。最前線の作家たちが贈るもうひとつのパンデミック。 |
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出版社・メーカーコメント
中学生・玲奈を訪れた「濃厚接触」、反ユートピアの物語を紡ぐ男、ゾンビ達の世界で猫を探す男、ライブカメラに魅入られた人々、テロリスト志望の女。5人の作家によるもう一つのパンデミック。