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父を想う ある中国作家の自省と回想

出版社名 河出書房新社
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-309-20704-9
4-309-20704-9
税込価格 2,420円
頁数・縦 223P 20cm

商品内容

要旨

小学校の美しい先生、都会から来た女の子、下放で村を訪れた知識青年たち、難病を患う長姉、毛沢東語録、『紅楼夢』…。父の世代の苦労と努力は、次の世代を育む土壌・陽光・雨水であった。人間の尊厳と人生に対する深い理解を示す傑作エッセイ。

おすすめコメント

厳しくも慈愛溢れる父や伯父の生き様は古き良き中国を体現していた。文革、貧困、戦争…ノーベル賞候補作家による感動のエッセイ。

著者紹介

閻 連科 (イエン リエンコー)  
1958年中国河南省嵩県の貧しい農村に生まれる。高校中退で就労後、20歳のときに解放軍に入隊し、創作学習班に参加する。1980年代から小説を発表。軍人の赤裸々な欲望を描いた中篇『夏日落』(92)は、発禁処分となる。その後も精力的に作品を発表し、中国で「狂想現実主義」と称される『愉楽』(2003)は、05年に老舎文学賞を受賞した。一方、長篇『人民に奉仕する』(05)は2度目の発禁処分となる。さらに「エイズ村」を扱った長篇『丁庄の夢』(06)は再版禁止処分
飯塚 容 (イイズカ ユトリ)  
1954年生まれ。中央大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)