• 本

むずかしい年ごろ

出版社名 河出書房新社
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-309-20716-2
4-309-20716-2
税込価格 2,420円
頁数・縦 253P 20cm

商品内容

要旨

6歳の双子の兄が「蟻」に侵され、10年の年月をかけて徐々に醜く変身していく。やがて双子の妹と母親に訪れる残酷な結末…中編「むずかしい年ごろ」ほか、革命と呼ばれる殺戮のなか、生き残った者が人造人間を購入する黙示録的未来小説「生者たち」、列車の中で目覚めた男が別世界に迷いこむ「家族」、心臓が止まっても生き続ける男の不条理小説「ヤーシャの永遠」、異物に取り憑かれた女の話「待っている」ほか7編を収録した作品集。現代ロシアのホラー作家による衝撃デビュー作。

おすすめコメント

残酷で狂気に満ちた現代ロシアン・ホラー登場。双子の息子の異様な行動に怯えるシングルマザーの恐怖を描く衝撃の表題作ほか全8編。

著者紹介

スタロビネツ,アンナ (スタロビネツ,アンナ)   Старобинец,Анна
1978年モスクワ生れ。モスクワ大学文学部卒業後、通訳等さまざまな職業を経て、「ニュースの時代」紙の記者となり、「エクスパート」「グドーク(汽笛)」誌の文化欄などを担当。現在は「ロシア・リポーター」誌に籍を置き、映画やテレビのシナリオも手がけるほか、ジャーナリスト、文芸批評家としても活躍している。2005年、26歳のときに作品集『むずかしい年ごろ』でデビュー、ロシアでは非常に特異なホラー作家として一躍注目を浴び、表題作は数カ国で翻訳されたほか国内外で賞を受賞
沼野 恭子 (ヌマノ キョウコ)  
1957年東京都生まれ。東京外国語大学教授
北川 和美 (キタガワ カズミ)  
翻訳家・ロシア語通訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)