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辺境のフォークロア ポスト・コロニアル時代の自然の思考

出版社名 河出書房新社
出版年月 2015年1月
ISBNコード 978-4-309-22619-4
4-309-22619-1
税込価格 2,750円
頁数・縦 213P 20cm

商品内容

要旨

一国民俗学の彼方へ。サハリンから南洋へ。太平洋の島弧の文化的な連続性をとらえるために、異なる言語や文化が接触する辺境へまで広がる、「ポスト民俗学」時代のエスノグラフィー。

目次

第1章 琉球・奄美考(アレクサンドル・ソクーロフと奄美群島
ニコライ・ネフスキーと宮古島
天皇裕仁と折口信夫の「若水の話」
ソクーロフいよる島尾ミホ)
第2章 樺太・蝦夷・東北考(サハリン半島の年代記―一二九八年‐一七三〇年
チェーホフのサハリン島―一八九〇年
シュテルンベルクとニヴフ族―一八八九年‐一八九七年
ネフスキーのアイヌ・フォークロア―一九〇六年、一九一九年‐一九二六年
ネフスキーと東北のオシラ様―一九一〇年‐一九二二年
オロッコ/ウィルタ族の悲劇―一九二六年‐一九五五年)
第3章 ボニン=小笠原考―混淆する南洋の入り口(小笠原―ジャック・ロンドンと瀬川清子
小笠原―北原白秋のカナカ人)
第4章 マリアナ・南洋考(マリアナ群島―鈴木経勲の南進論
松岡静雄―ミクロネシアの民族誌
サテワヌ島―土方久功とカナカ族)

出版社
商品紹介

サハリンから南洋へ。太平洋の島弧の文化的な連続性をとらえるために、辺境へ。反侵略の「ポスト民俗学」の実践。

著者紹介

金子 遊 (カネコ ユウ)  
1974年、埼玉県生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。現在、同学部非常勤講師。映像作家・民族誌学。「批評の奪還 松田政男論」で映画芸術評論賞・佳作、「弧状の島々ソクーロフとネフスキー」で三田文学新人賞(評論部門)受賞。ドキュメンタリーマガジン「neoneo」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)