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すべてはつねに別のものである 〈身体−戦争機械〉論

出版社名 河出書房新社
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-309-24921-6
4-309-24921-3
税込価格 3,190円
頁数・縦 261P 20cm

商品内容

要旨

スピノザとドゥルーズ=ガタリをつきぬける孤高の哲学者によるおそるべき触発。無‐媒介、非‐存在、非‐論理、無‐様相としての“来るべき民衆”を生成させる絶対的な“外”の哲学。

目次

1 現前と外部性―非‐論理の革命的思考について(序論―“非‐論理”の唯物論はいかにして可能か
問題提起‐発生する変形的諸要素―どのように言語から媒介的特性を除去することができるか
問題構成‐図表論的総合―いかにして言語から言表作用を抽出することができるか
問題実現‐観念の非‐言語的力能―身体の一属性として言表を作用させること
結論に代えて―革命機械としての哲学)
2 哲学あるいは革命(ニーチェの批判哲学―時間零度のエクリチュール
機械論は何故そう呼ばれるのか―フェリックス・ガタリ『アンチ・オイディプス草稿』
脱領土性並行論について―ガタリと哲学
“脱‐様相”のアナーキズムについて
脱‐様相と無‐様相―様相中心主義批判
ディアグラムと身体―図表論的思考の系譜について
破壊目的あるいは減算中継―能動的ニヒリズム宣言について
最小の三角回路について―哲学あるいは革命
論理学を消尽すること―ニーチェにおける“矛盾‐命令”の彼岸
“身体‐戦争機械”論について―実践から戦略へ)

おすすめコメント

ドゥルーズ的思考をドゥルーズを越えて過激に展開する哲学者の空前の達成。媒介と様相にまみれた既成の哲学の対極に「来るべき民衆」としての生成変化の哲学をうちたてる。

著者紹介

江川 隆男 (エガワ タカオ)  
1958年生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。現在、立教大学教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)