無明 内田吐夢
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 2019年5月 |
ISBNコード |
978-4-309-25630-6
(4-309-25630-9) |
税込価格 | 4,290円 |
頁数・縦 | 369P 20cm |
商品内容
要旨 |
無明は暗黒である。逃れようとすればするほど、無明は人を追い、人を誤らせる。内田吐夢は功名心と欲望に囚われ、煩悩に自滅する侍たちを描いた。人間の一切を信じず殺人を犯していく元開拓民を描いた。なぜ彼らはかくも無明の虜となり、際限のない愚行の道を歩むのか。内田吐夢を論じるとは、単に戦前戦後の映画発展史を辿ることではない。『大菩薩峠』から『人生劇場』『宮本武蔵』、そして水上勉の推理長編まで、近代の「国民文学」を通して、日本人の心象の歴史を問うことである。 |
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目次 |
無明1(満洲流謫 |
おすすめコメント
内田吐夢の映画の深く暗い力はどこから来たのか?日本映画史上最大の巨匠のひとりでありながら正面から論じられてこなかった監督の軌跡と作品、その核心にはじめて挑む記念碑的な力編。