ヒトはなぜ「がん」になるのか 進化が生んだ怪物
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 2021年8月 |
ISBNコード |
978-4-309-29159-8
(4-309-29159-7) |
税込価格 | 2,475円 |
頁数・縦 | 325,31P 20cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 長らく「不治の病」として恐れられ、治療法、予防法などが研究されてきた「がん」。その最新の成果によると、がんは化学物質や喫煙、放射線などの外的要因による直接作用で生じるものではなく、生まれてから成長の過程で不可避的に起こるエラーが積み重なり、体内で「進化」したものなのだという。どのように進化するのだろうか。本書では、世界のがん研究の歴史に触れながら、人ががんを患う理由、体内でがん細胞がどのようなメカニズムで「進化」していくのか、治療法や「がんとの付き合い方」などについて、数々の研究・実験などのエビデンスをもとに詳細に解説している。がんの進行は自然界の生物進化の縮図であり、がん細胞は体内の環境に適応して突然変異を繰り返すことで、その勢力を広げ、転移していく。そのため、治療にあたっては体内のがん細胞の勢力をコントロールする「適応療法」が有効であることがわかってきている。著者はサイエンス・ライター。ケンブリッジ大学で発生遺伝学の博士号を取得。「ワイアード」「BBCオンライン」「ネイチャー」などのメディアに寄稿しており、『ビジュアルで見る 遺伝子・DNAのすべて』(原書房)などの著書がある。 |
商品内容
要旨 |
この病気は進化論で解明できる。あらゆる多細胞生物を苦しめてきた病にどう向き合うか?体内で「変異」「適応」するがんの正体と、その治療の未来にも迫る!英『タイムズ』紙年間ベストブック選出。 |
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目次 |
第1章 地球に生命が生まれたところから話は始まる |
出版社・メーカーコメント
「がん」は現代人特有の病ではなく、生物システムに最初から組みこまれたバグである。がん細胞が体内で文字通り「進化」するという、驚きの事実を解明。未来の治療の可能性に迫る!