• 本

源泉の感情 対談集

河出文庫 み15−3

出版社名 河出書房新社
出版年月 2006年2月
ISBNコード 978-4-309-40781-4
4-309-40781-1
税込価格 1,012円
頁数・縦 429P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 東京堂書店 神田神保町店より

    武田泰淳、安部公房、福田恒存との対談は必読。武田との対話では三島の純粋さ真摯さが素直に表れていて感動的で、福田とは緊張感のある渡り合いで保守思想が突き詰められ、安部とは真剣漫才(ダブル突っ込みダブルボケ?)で文学芸術が縦横無尽に語られる。最後の対談集にして格好の三島由紀夫入門の書。

    (2012年4月10日)

商品内容

要旨

死の直前に刊行された画期的な対談集。小林秀雄、安部公房、野坂昭如、福田恆存、石原慎太郎、武田泰淳、坂東三津五郎、豊竹山城少掾、武原はん…美のかたち、二十世紀文学、エロチシズムと国家、死の哲学、伝統芸術の今日性、憲法と戦後など、各分野の第一人者と幅広くかつ深く語り合った最後の対話篇。

目次

美のかたち―『金閣寺』をめぐって(小林秀雄)
大谷崎の芸術(舟橋聖一)
二十世紀の文学(安部公房)
エロチシズムと国家権力(野坂昭如)
文武両道と死の哲学(福田恆存)
演劇と文学(芥川比呂志)
七年後の対話(石原慎太郎)
文学は空虚か(武田泰淳)
日本の芸術(歌舞伎(坂東三津五郎(十五代))
新派(喜多村緑郎)
能楽(喜多六平太)
長唄(杵屋栄蔵(三代))
浄瑠璃(豊竹山城少掾)
舞踊(武原はん)

著者紹介

三島 由紀夫 (ミシマ ユキオ)  
1925年、東京生まれ。学習院を経て、東大法学部を卒業。16歳で「花ざかりの森」を発表し、天稟を注目される。戦後、「仮面の告白」で作家としての地位を確立。代表作に「金閣寺」「豊饒の海」四部作など多数。1970年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)