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ヘタな人生論より良寛の生きかた 不安や迷いを断ち切り、心穏やかに生きるヒント

河出文庫 ま9−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2008年4月
ISBNコード 978-4-309-40903-0
4-309-40903-2
税込価格 660円
頁数・縦 263P 15cm

商品内容

要旨

小さな借宅に住み、ホームレスにも似たボランティア僧として生きながら、良寛は、なぜ後世に名を残すほどの人望があったのか。あの封建制の不自由な時代に「自由な生きかた」を死ぬまで押し通し、どの組織にも所属せず、地位や名誉や金品を貪り求めることなく悠々と、そして人に愛されて生きた良寛のことばに、私たちはいまこそ耳をすませてみたい。

目次

第1章 閑に遊ぶ―捨てて生きれば豊かさがもたらされる
第2章 俗世を離れる―今を受け容れ謙虚に生きて安堵を得る
第3章 簡素に暮らす―見栄を張らず本質を大切に生きるスローな毎日
第4章 争わずに克つ―勝ちに執着すれば新たな不安が生まれる
第5章 書芸は仏なり―多量の書物からは悟りを得られない
第6章 人を恋う―求めすぎる愛だから心が益々さびしくなる
第7章 死に臨む―後悔なく生を全うし自分の生きた証を残す

おすすめコメント

幕末の時代を、ホームレスにも似たボランティア僧として生きた良寛。人をうらむな、うらやむな。追い求めるな、こだわるな……。師の遺した詩歌や手紙を現代文で紹介し、心穏やかに生きるヒントを授ける。

著者紹介

松本 市壽 (マツモト イチジュ)  
1936年、鳥取県生まれ。日本大学法学部卒。春秋社など出版社で40年を書籍編集に、後半の20年間は良寛を中心とした編集プロデュースに重心をかける。現在は、全国良寛会常任理事。執筆、取材、研究、講演等で活躍する一方で、有機栽培の野菜づくりにも精をだす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)