• 本

花咲く乙女たちのキンピラゴボウ 後篇

新装新版

河出文庫 は1−28

出版社名 河出書房新社
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-309-41392-1
4-309-41392-7
税込価格 1,012円
頁数・縦 350P 15cm
シリーズ名 花咲く乙女たちのキンピラゴボウ

商品内容

要旨

それまで誰も語ってこなかった「少女マンガ」を、はじめて論じた歴史的・マンガ評論。後篇は、「オトメチックマンガ」の陸奥A子、「孤高のギャグマンガ」の土田よしこ、なぜか少年マンガの吾妻ひでおや江口寿史も巻き込んで、「ハッピィエンドの女王」大島弓子論へと辿りつく。切なさと愛に満ちた、すべての少女マンガ読者必読の書。

目次

第5章 九十九里坂の海賊の家―江口寿史論+鴨川つばめ論(他人の章
暗中模索の章 ほか)
第6章 優しいポルノグラフィー―陸奥A子論(となりのキャシーはお年頃
お散歩帰りに見る夢は ほか)
第7章 それでも地球は、廻っているのだ!―土田よしこ論(如何なる星の下に…
クソ冠の姫 ほか)
第8章 全面肯定としての笑い―吾妻ひでお論(ちょっとムチャですが
癲狂院としての世界 ほか)
第9章 ハッピィエンドの女王―大島弓子論(有刺鉄線の向う側
鳥は鳥に ほか)

おすすめコメント

大島弓子、萩尾望都、山岸涼子、陸奥A子…「少女マンガ」をはじめて公で語った伝説の漫画評論集。三浦しをん氏絶賛、待望の復刊!

著者紹介

橋本 治 (ハシモト オサム)  
1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。イラストレーターを経て、77年、初の小説『桃尻娘』を発表。79年には、初の評論である『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』で話題となる。以後、小説・評論・戯曲・エッセイ、古典の現代語訳など、多彩な執筆活動を行う。96年、『宗教なんて怖くない!』で新潮学芸賞、2002年、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、05年、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、08年、『双調 平家物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)