• 本

みだら英泉

河出文庫 み29−2

出版社名 河出書房新社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-309-41520-8
4-309-41520-2
税込価格 814円
頁数・縦 222P 15cm

商品内容

要旨

文化文政時代。ただひたすらに「己だけの女」を求めて、美人画に枕絵に絵筆をふるう浮世絵師・渓斎英泉。お津賀、おたま、おりよ、三人の妹の「生」をも搦めとった果てに見出したのは―。爛熟の江戸を舞台に、絵師の凄まじいまでの業と妹たちの情念が濃艶に花開く。

おすすめコメント

爛熟の江戸を舞台に、絵師の業と女の情念が絡み合う……。美人画と枕絵で一世を風靡した渓斎英泉と三人の妹を描く幻の傑作、甦る。

著者紹介

皆川 博子 (ミナガワ ヒロコ)  
1930年、旧朝鮮京城市生まれ。73年「アルカディアの夏」で小説現代新人賞を受賞後、ミステリ、幻想小説、時代小説、歴史小説等、幅広いジャンルで創作を続ける。85年『壁 旅芝居殺人事件』で日本推理作家協会賞、86年『恋紅』で直木賞、90年『薔薇忌』で柴田錬三郎賞、98年『死の泉』で吉川英治文学賞、2012年『開かせていただき光栄です』で本格ミステリ大賞を受賞。13年にはその功績を認められ日本ミステリー文学大賞、15年文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)