• 本

動と不動のコスモロジー 新装版

河出文庫 み2−4 南方熊楠コレクション

出版社名 河出書房新社
出版年月 2015年4月
ISBNコード 978-4-309-42064-6
4-309-42064-8
税込価格 1,320円
頁数・縦 391P 15cm

商品内容

要旨

熊楠の人生は、あざやかな対照をしめす三つの位相からなる。まず、旅人として地球上の広大な空間を放浪した。つぎに、隠棲者として不動点で沈静した。そして最後に、その場で動きつづけるマンダラの主体として完成し、生活者となった。若き日の在米書簡やロンドン日記、履歴書などより、その人生の軌跡を浮き彫りにする。

目次

第1部 自らの名について(南紀特有の人名―楠の字をつける風習について
トーテムと命名)
第2部 アメリカ放浪―在米書簡より(杉村広太郎宛
喜多幅武三郎宛
羽山蕃次郎宛
三好太郎宛
中松盛雄宛)
第3部 ロンドンの青春―ロンドン日記より
第4部 紀州隠棲―履歴書より

著者紹介

南方 熊楠 (ミナカタ クマグス)  
1867‐1941年。和歌山生まれ。博物学者、生物学者、民俗学者。大学予備門中退後、米英に留学、大英博物館に籍を置く。帰国後、田辺で粘菌の採取研究や民俗学に力を注いだ。博覧強記の人として知られる
中沢 新一 (ナカザワ シンイチ)  
1950年、山梨県生まれ。明治大学野生の科学研究所所長。思想家、人類学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)